筆者もプログラミング初心者から、テックキャンプやテックアカデミーを受講しましたので、その経験も踏まえてプログラミングスクールの選び方を今回はお伝えします。
初心者がプログラミングスクールを選ぶ上で一番最初に考えなければいけないことは、プログラマーとして就職したいのか?、今後プログラマーとしてキャリアを築いていきたいのか?ということです。
そうでない方は、最初の章は読み飛ばして頂いて構いません。
目次
まずはプログラマーとして就職したいのかどうか?が重要
まずそもそも、プログラミングスクールを利用して、プログラマーに就職/転職したいのか?を考える必要があります。
今の仕事をやめてプログラマー転職を目指す場合や、現在学生やフリーターでプログラマーとしての就職を目指す場合は、当然就職支援があるプログラミングスクールを利用された方が良いでしょう。
確かに、通常のプログラミングスクールに通ったとしても、しっかりとプログラミングを勉強して技術を身につけることで、プログラマー転職は可能かもしれません。
ですが、就職支援があるプログラミングスクールの中には無料のものもありますので、事前にしっかりと内容を確認してから決めるべきでしょう。
就職支援があるプログラミングスクール6社の詳細を徹底比較
スクール名 | 概要(料金・形式・受講対象など) |
---|---|
1. エンジニアカレッジ (口コミはこちら) |
・料金:完全無料 ・形式:1〜3ヶ月ほど霞ヶ関教室へ通学 + チーム実践形式 ・対象:20〜29才で東京・神奈川・千葉・埼玉に在住の方 ・備考:主に東京でITエンジニアに就職したい方のみ ・公式サイト:【完全無料プログラミング研修&就活塾】 |
2. GEEKJOBキャンプ (口コミはこちら) |
・料金:完全無料 ・形式:最短1ヶ月ほど九段下教室へ通学 + 個別指導形式 ・対象:高校卒業〜29才限定 ・備考:主に東京でエンジニアへの転職意欲がある方のみ ・公式サイト:【GEEK JOBキャンプ】 |
3. CodeCampGATE (口コミはこちら) |
・料金:198,000円 ※転職成功で全額キャッシュバック ・形式:約2ヶ月ほど完全オンラインのマンツーマンレッスン ・対象:30歳未満(社会人経験必須) ・備考:現役エンジニア講師を自分で選択可能 ・公式サイト: 【CodeCampGATE】 |
4. TECH::EXPERT (口コミはこちら) |
・料金:398,000円(完全オンラインなら298,000円) ・形式:2.5ヶ月ほど渋谷教室へ通学+オンライン自習形式 ・対象:原則20代(30代は要相談) ・備考:2週間無条件返金保証+就職成功保証あり ・公式サイト:【TECH::EXPERT】 |
5. DIVE INTO CODE (口コミはこちら) |
・料金:298,000円 ・形式:6ヶ月ほど渋谷教室へ通学+チーム実践形式+発表会 ・備考:受講前に事前課題あり ・公式サイト:【DIVE INTO CODE】 |
6. WebCampPro (口コミはこちら) |
・料金:400,000円 ・形式:3ヶ月ほど渋谷教室へ通学+チーム実践形式 ・対象:原則20代(30代は要相談) ・備考:3ヶ月以内に転職・就職できない場合は全額返金 ・公式サイト:【WebCampPro】 |
例えば、転職支援があるプログラミングスクールを比較してみると、エンジニアカレッジやGEEK JOBキャンプは、プログラミングスクールと言えど完全無料となっています。
これらのプログラミングスクールは、受講生を企業に紹介することで、企業側からお金をもらっているため、料金は完全無料となっています。
実際、一都三県在住20代で東京での就職を目指すのであれば、エンジニアカレッジを無料で利用できますし、東京での就職を目指す20代であればGEEK JOBキャンプを利用することができます。
GEEKJOBキャンプであれば受講形式もプログラミング言語も選べる
エンジニアカレッジとGEEKJOBキャンプの違いは、プログラミング言語と受講スタイルです。GEEKJOBキャンプはPHP/Java/Rubyから学びたい言語を選べます。
そのため、Webサービスなどでよく利用される「Ruby」を学びたい方には、GEEKJOBキャンプが適しています。また、GEEKJOBキャンプは受講スタイルも選べます。
GEEKJOBキャンプの場合は、メンターと相談しながら、就業しながらでも学習と就職活動が可能です。
ですので、就業しながら完全無料でプログラマーに転職したい方は、まずはGEEKJOBキャンプの利用を検討されてみるのがおすすめです。
初心者から多少プログラミングができるようになりたい場合
続いて、プログラマーへの転職を目指すのではなく、初心者から多少プログラミングができるようになりたい方に向けて、プログラミングスクールの選び方をお伝えします。
多少でもプログラミングができた方が、エンジニアとも話ができますし、自分で作りたいサービスを作ることもできますので、転職をしない場合でも有用なことに変わりはありません。
プログラミングにはRuby/PHP/Javaなど様々な言語がありますが、実際のところ現在では、どこのプログラミングスクールも多くの言語を学べる環境を提供しています。
ですので、言語における差別化が難しくなっている現状においては、学びたいプログラミング言語から選ぶよりも、受講スタイルからスクールを決めるのが一番良いでしょう。
具体的には、オンラインで受講したいのか?、教室で受講したいのか?を考えます。
完全オンライン+マンツーマンレッスンの受講スタイルなら?
まず、完全にオンラインのマンツーマンレッスンがよく、講師も自分で選びたい場合は、CodeCampが一番適しています。
CodeCampの講師は全員現役エンジニアになっており、上場企業が運営していることもあってか、他のプログラミングスクールよりも格安でマンツーマンレッスンを受講することができます。
CodeCampの場合は毎日無料体験レッスンをやっていますので、本当にオンラインレッスンが自分にあっているのか確かめたい方は、まずは無料体験レッスンを受講して感触を確かめてみるのが良いでしょう。
完全オンライン+テキストで自習+週2回メンタリングなら?
続いて、完全にオンラインテキストで自習する形で、適宜わからないことがあればSlackで質問したりスタイルが良い方は、筆者も受講したTech Academyが適しています。
TechAcademyでは、週二回ほど現役エンジニアメンターとのオンラインMTGがあり、メンタリングを受けることができますので、学習モチベーションの維持がしやすいです。
また、TechAcademyは受講後もテキストを無料で永久に確認することができるため復習がしやすく、テキストのクオリティ自体も他のスクールよりも高いように感じました。
テックアカデミーも上場企業が運営していることもあり、常に無料体験をやっていますので、まずは無料体験を受けてCodeCampのレッスンと比較してみるのも良いでしょう。
教室(東京)+現役エンジニアのマンツーマンレッスンなら?
続いて、実際に教室に通って、現役エンジニアからマンツーマンレッスンを受けたい場合は、侍エンジニア塾が適しています。
侍エンジニア塾の場合は、完全オンラインレッスンでの授業も対応していますが、基本的には教室でのマンツーマンのプログラミングスクールなのがウリです。
受講する授業自体も、その人のニーズにあったフルオーダーメイド型ですので、すでに作りたいサービスなどがある方には、一番適しているプログラミングスクールです。
初心者ということもあり、しっかりと現役エンジニアからマンツーマンレッスンを対面で受けたい方は、侍エンジニア塾の無料体験レッスンを利用されるのがおすすめです。
教室(渋谷)+マンツーマンサポート+グループワークなら?
続いて、実際に教室に通ってグループワークがあり、マンツーマンのサポートもあるプログラミングスクールが良い場合は、WebCampが適しています。
ただし、WebCampで学べるのはWebデザイン(HTML・CSS)と Webサービス(Ruby on Rails・Ruby)のみです。
そのため、例えばAIや人工知能(Pythonなど)、VRなどの様々なジャンルを幅広く学びたい方には、次にご紹介するテックキャンプの方が向いています。
なお、WebCampは主婦ママコースも提供していますので、主婦ママのお友達を作りたい方などにも適しているでしょう。
教室(全国)or 完全オンライン+適宜メンターに質問なら?
最後に、教室に通ってオンラインテキストで自習しつつ、適宜わからないところを教室にいるメンターに質問したい場合は、テックキャンプが一番適しています。
テックキャンプの特徴は、Webサービス開発(HTML・CSSなど)、VR・3Dゲーム開発(Unity・C#言語など)、オリジナルサービス開発、デザイン(Illustrator, Photoshop, Sketchなど)、AI(人工知能)入門(Pythonなど)、iPhoneアプリ開発(Swiftなど)のコースが、全て月額12,800円で受講し放題な点です。
最初に入会金128,000円がありますが、翌月からは12,800円で受講が継続できますので、2ヶ月通えば他のプログラミングスクールよりも料金は安くなります。
ですので、最初から様々なコースを幅広く学びたい方や、教室に通ってメンターに色々と質問したい方には、テックキャンプが一番適しています。
また、テックキャンプの教室は渋谷、新宿、池袋、東京駅前、御茶ノ水、早稲田、名古屋、梅田にあり、完全オンライン受講も可能ですので、東京以外でも受講が可能です。
プログラミングスクールの受講生の年齢によって決めたい…
以上になりますが、基本的に東京にあるプログラミングスクールは、20代〜30代前半の若い人が受講生に多いです。
その中でも、学生など特に若い人が多いところが良い方には、テックキャンプやウェブキャンプが一番良いでしょう。
テックキャンプはメンターにも学生の方がたくさんいますので、若い方で和気藹々とした雰囲気が好きな方は、テックキャンプが適しています。
プログラミングスクールの若い雰囲気は苦手…な方の場合
一方、30代や40代以上の方の場合は、もちろん自分が気にならなければ、どこのプログラミングスクールでも良いでしょう。
しかしながら、若い雰囲気がありすぎるのは…という方には、完全オンライン形式のコードキャンプやテックアカデミーなどを受講されることをお勧めします。