自分の興味ある動画(講座)だけを選んで24時間365日好きなときに学べるUdemy、講座の料金も1200円~と非常にリーズナブル。
プログラミングに関する講座の数も豊富ですが、Udemyは使う人によって向き不向きがハッキリ分かれるサービスです。
今回はUdemyを利用しようか迷っている人や買ってから後悔したくない人に向けてメリットやデメリット、評判などを調査してみました。
目次
Udemy(ユーデミー)の向き不向きを判断する
Udemyを利用する前に「本当にあなたに向いているか」を判断しておきましょう。
Udemyが向いている人
- プログラミング経験がある人
- SEやプログラマーとして働く人
すでにプログラミングの基礎知識が頭に入っているなら、新しく学ぶプログラミング言語も学びやすい傾向にあります。
英語を学んだ人がフランス語やドイツ語を覚えやすいのと同じです。
企業で働くプログラマーやSEもプログラミングやITに関する知識があるのでスムーズに理解できます。
こんな人も使ってみる価値あり
- 自己管理能力が高い人
- 地方に住んでいる人
- プログラミングスクールに通う費用を抑えたい人
Udemyは自己管理がしっかりできる人ほど上手く活用できるオンラインサービス。
会社の昼休みや通勤、通学、入浴中、就寝前の10分など…日常のちょっとした隙間時間を使えば効率的に新しい知識を学べます。
スマホやPCさえあればいつでもどこでも視聴が可能なのも大きなメリット。
地方に住んでいてプログラミングスクールに通えない人でも、問題なく対応できるのは嬉しいですよね。
それに、Udemyは動画(1200円前後が多い)を購入さえすれば何度でも無制限で視聴できるので、月額制のプログラミングスクールに比べるとコストが抑えられます。
学習スケジュールの管理さえできれば、お金や通学時間をかけてスクールに通うよりも効率的に知識をインプットできるでしょう。
Udemyを使わない方がよい人
- プログラミング初心者
- 自分に甘い人
Udemyには分かりやすい動画が多いのですが、全くのプログラミング未経験者からすると挫折しやすいポイントも多い。
たとえば、プログラミングスクールで1対1で講師が教えてくれるようなサポート体制がないので、理解せずに「何となく講座を進めてしまう」ことも珍しくありません。
勘違いして間違った知識を覚えてしまうリスクもあるので、結局は目当ての講座をマスターするまでに相当な回り道になることも。
マイペースにいつでもどこでも視聴できるのは便利に思えますが、自己管理ができなければサボって放置しまったり…最悪の場合、購入してもほぼ視聴せずに終わるかもしれません。
気合を入れて本や参考書をとりあえず買ってはみたけど、1ページも読まずに終わったら勿体ないのと一緒。
もし、プログラミング初心者だったり自己管理に自信がない人は、二人三脚で強制的に引っ張ってくれるプログラミングスクールの方が向いています。
Udemyの評判・口コミまとめ
Udemyには興味があるけど…ユーザーからの評判はどうなのでしょうか。
動画の質は高かったとしても、レベルが高すぎて悪評だらけだったら困りますよね。
実際に使ってみた人の感想、体験談をチェックしてみましょう。
悪い評判
良い評判
SNSの口コミも確認
Twitter上にも利用者の声がいくつか見つかりました。
動画で学べる点が評価されています。
Udemyって知らなかったのでググったら使えそうな講座幾つかあったので滑り込み購入しました、こういうのいいですね、ありがとうございます!
— w2f (@w2f) 2019年2月1日
プログラミング学習で圧倒的に勧められるのはProgate。それでもUdemyを押したい。Udemyの方が圧倒的にオススメ
— まさぞ? (@masazoo_ctoc) 2019年2月2日
評判から分かる真相とは
- 経験者からの評価が高い
- 講師によって相性がある
経験者からの評価は高いみたいですが、入門レベルの講座でも超基礎的な部分にはあまり時間が割かれないこともある様子。
ちょっと初心者には難易度が高いかも…やはり多少のプログラミング知識はあった方が良さそうですね。
講師には説明の仕方や話し方に多少のクセはあるので、自分に合った講師を見つけるためにもレビューの感想を入念にチェックしてから購入することをお勧めします。
良いレビューが多く、視聴者の満足度が高い講座を選べば大きな失敗は避けられますよ。
Udemyの特徴とは
次にUdemyの特徴をメリットだけでなく、デメリットも踏まえて解説していきます。
Udemyで講座を購入してから後悔、失敗しないためにも「Udemyで何ができるようになるのか」しっかり把握しておきましょう。
Udemyの注意点やデメリット
Udemyの注意点やデメリットについてはいくつか押さえておくべきものがあります。
どんなサービスにも弱点は存在するので事前に把握した上で購入するのが大事。
日本語対応が少ない(英語が多い)
日本語での動画も充実してきていますが、まだまだ英語での動画が多い印象。慎重に選んで購入しましょう。
実際には、動画を確認してから購入すれば買ってから失敗した…と感じることはありません。
購入するときは講座の中身を精査してからにしましょう。
強制力がない(サポートがない)
プログラミングスクールのように専属のメンターがいて気にかけてくれる仕組みではありません。
他人に干渉されたり自分の好きなペースで受講できるのは、メリットでもあるのですが…
プログラミング言語に関する知識がほとんどない人にとっては、途中で理解できなくなったら視聴せずに放置(挫折)することも懸念されます。
「動画の視聴が一定期間なかったら警告がある」など強制的に視聴させるシステムがないので意志が弱い人にとってはツライかもしれません。
テキストがない
オンライン上の動画のみで学べる講座なので、紙媒体のテキストブック等がありません。
復習するときは自分でとったメモを読み返したり、何回も講座を繰り返し聴く形式になります。
Udemyの強み(メリット)
- 倍速再生もできて復習に便利
- スマホ片手で気軽に購入できる
- 隙間時間に気軽に視れる
- 技術書、参考書を買うより安い
Udemyの最大のメリットはやはり手軽さ。
YouTubeを視聴する感覚で専門性の高い動画を視聴することが可能です。
倍速再生にも対応されているので復習に便利。
仕事の休憩時間など、ちょっとした隙間時間にスマホで講座を視たりスマホのアプリをインストールする感覚で気軽に購入することも可能です。
Udemyで人気の講座
Udemyでは学びたい講座だけを選んで購入が可能。
購入する前に視聴サンプルがあり、講師の話し方や難易度を把握できるので、買った後に後悔しないような仕組みになっています。
ここでは、プログラミング言語のジャンルで人気の講座をいくつか紹介しておきますね。
講師のプロフィールを確認すると、今も活躍している現役のエンジニアだったり実力派ばかり。
かなりテンション上がる人もいるはずです。
python(パイソン)
Python 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイルを学び、実践的なアプリ開発の準備をする
人工知能開発で使う領域のプログラミング言語「python」を体系的に初心者でも学べる講座です。
入門編から実際にコーディングができるようになる応用編まで準備されています。
担当講師
- アメリカシリコンバレー現役エンジニア
- 自ら開発したシステムトレーディングなどで利益を上げている
Ruby
よくわかるRuby on Rails入門-RubyとRailsを基礎から学びWebアプリケーションをネットに公開しよう
pythonと同じように汎用性が高くWebアプリ開発で需要があるRuby。
食べログやクックパッドはRubyで作られた代表的なシステムです。
担当講師
- 10年のエンジニア経験
- 初心者向けプログラミング勉強会講師
- エンジニア志望の大学生向けインターン講師
- 大手ITスクールでの指導経験
PHP
PHP+MySQL(MariaDB) Webサーバーサイドプログラミング入門
PHPを基礎から学ぶことができ「PHP技術者認定初級試験」などの合格を目指せます。
企業の公式HPにある予約システムや検索機能、ログイン機能などをPHPで実現させることができます。
担当講師
- 大学などでWordpressの講師経験
- 『マンガでマスタープログラミング教室』著書
失敗しない講座の選び方
- 頻繁にアップデートされる講座
- 質問にしっかり回答する講座
- BEST SELLERの講座
- 評価数が高い講座
- 受講生の登録数が多い講座
上記の特徴がある動画はユーザーからの満足度が高い傾向にあります。
講座の更新ペースが多ければ「良い講座にしよう!」という講師の姿勢が伺えますし、質問にちゃんと答えてくれている講師も真剣さが伝わってきますよね。
BESTSELLERの動画はその名の通り、売れ続けている動画ですし、評価数が高い動画や受講生の登録数が多い動画も人気がある証拠。
※評価が高いからといって、あなたのニーズにピッタリ合った動画とは限りません。サンプル視聴を行って慎重に購入するのも大事です。
購入をおすすめしない講座
おすすめできない講座は、レビュー数やコメントをチェックしていると何となく評価が低いのが分かります。
2つのポイントに注意して下さい。
- 視聴していて無音が続く
- レビューが悪い
無音の状態が長い
講座によっては、講師が何もしゃべらなくなる状態が長かったり、その頻度が多い場合があります。
避けるためにはレビューを確認して「無音が多い」などのコメントがあるときには注意した方がいいです。
レビューが悪い
レビュー数が極端に少ない場合や内容が悪そうなレビューが多い場合は、無理せず他のコースを探してみましょう。
Udemyの料金※損しない利用方法とは
Udemyの料金についてはセール時期や講座によっても異なりますが、
1200円ぐらいで試せるものが多いです。
クーポン・セールのタイミングが大事
Udemyの「クーポン」とは講師が発行してくれるもので有料コースを期間限定で割引してくれます(中には無料になるクーポンもあり)。
自分の興味ある動画ジャンルの無料クーポンと遭遇できるかはタイミング次第。
※Udemyの会員になれば定期的にセール情報が流れてきます。
無料で受講できるコースもある
Udemyの公式サイトで「Free courses in udemy」と入力すれば無料で受けられるコースが出てきます。
支払い方法
Udemyは世界で利用されているグローバルマーケットプレイス。あらゆる国の通貨に対応しています。
(試用通貨はログインしているIPで決められるので、日本からUdemyを使用している場合は日本円が自動的に適用されます。)
支払い方法は主に2パターンです。
-
- クレジットカード
- デビッドカード
現金での支払いはできません。
※現金(銀行振り込み)は中南米やヨーロッパの一部の国だけなので、日本は対応されていません。
クレジットカード(Visa、Master、American Express…etc)を登録しておいて使用するのが楽な方法です。
購入の度にクレジットカードのポイントも加算されますし。
Udemyの使い方※実際に購入してみた
Udemyへの登録方法はいたって簡単。公式サイトから【新規登録】をクリックします。
- 名前(苗字だけでもOK)
- メールアドレス
- パスワード
以上、3点を設定します。
Udemyでの購入方法はとても簡単
公式サイトへアクセスし、自分のアカウントでログイン。
AIエンジニアを目指す人が増えているので、pythonの入門講座を探してみようと思います。
↑【コースを検索】の空欄に自分の興味のある内容のキーワードで検索します。
↑こんな感じでpythonに関連する検索結果がすぐに表示されます。
pythonでの検索結果は1645件もあります。
かなり多いですね…この中からどの動画が自分に向いているのか更に絞り込んでいきます。
わたしはJavaやC言語、COBOLとプログラミング言語の知識はすでにあります。
ただ、pythonについては初めて学ぶ言語なので入門レベルの講座を受講したいと思います。
あれ、まだ563件も出てきます。
どれだけ多いんだ。
次に評価数で絞り込んでみます。
【評価数】と【所要時間】でフィルターをかけてみます。どうせなら4.5以上の評価を受けている講座を受けてみたい。
104件もあるみたいですね。
ここまででもUdemyにはクオリティが高い動画が多いのが予測できますね。
検索してみた結果、104件もあったはずですが…引っ掛かかったpython講座は1件だけ。
評価は4.5ありましたが、件数が1件のみ。
うーん、新着の動画だから仕方ありませんが今回は評価の数がもっと多い講座を探してみることにします。
4.5→4.0へ落として検索してみると…
おぉ!!今度はけっこう出てきましたよ。
535件あって評価も4.1、さらにBEST SELLERの称号も獲得している動画講座を発見できました。
次に購入したい動画を選んでクリックすると…講座の詳細が確認できます。
学習内容
動画で得られる知識がわかります。
- pythonの基礎知識
- Djangoフレームワーク
- Webアプリケーションの作成方法
などが学べる内容になっているみたいです。
コースの内容・時間
膨大な量の動画が準備されています。
細かいセクションに分かれているので学習しやすい。
ちなみにこちらの講座は全17時間あります。
講師のプロフィールもチェックできます。
仕事でpythonを扱っている人なので説得力や信頼性が高いことがすぐに分かります。
プログラミングスクールの中には実務経験がない講師もいますが、Udemyの中には最前線で活躍しているエンジニアも多くいるのが魅力。
プロフェッショナルから教われる動画が、たったの1400円とは驚くしかない…。
レビュー・みんなの声
さらに実際に購入した人の感想・レビューを確認できます。中には分かりづらい…という声もありますがレビューのほとんどが高評価。
自分に合った内容だと判断したらあとは【今すぐ購入】へ。
(他にも講座を購入する予定がある人はカートに入れておいて後からまとめて購入も可能)
クーポンで購入
本来なら24,000円の講座ですが、タイミングよくクーポンが適用されて1400円になりました♪
この大ボリュームで本当に1400円とは…破格ですね。
あとはクレジットカード情報を入れて【支払いを完了する】をクリックすれば購入完了です。
所要時間は30秒もかかりません。
これで購入が無事に完了しました。30日間の返金あるいは他のコースへの変更も可能な様子。
なんだか親切すぎます。
あとは【コースを開始する】をクリックしてスタートします。
Udemyを受講してみた感想
講義を一通り受けてみて「高品質で分かりやすい」の一言に尽きます。
- 自分のペースで視聴できる
- 場所を選ばず視聴できる
- 何度も繰り返して視聴できる
- とにかく動画が分かりやすい
- 復習しやすい
自宅で視聴できるので好きな時に視れます。
講座は少しずつ進めてもいいですが、わたしの場合は一気に視聴してしまいました。
ペースをとことん早めてもOKです。
場所を選ばず視聴できるので、電車やバスの中、ベッドの上でゴロゴロ寝っ転がりながらでも音声を流せるのであらゆる場面で視聴OK。
動画の再生スピードも2倍まで調整可能。
聴き逃しても、巻き戻したり早送りも簡単なので復習しやすい。
動画はひたすら講師がしゃべるだけでなく、パワーポイントを使ってくれたり、適宜必要な画像や動画を使ってプレゼンテーションしてくれます。
こういった図解も準備されています。
コードを書いている様子も表示してくれるのでやりやすい。
動画だから好きなところで巻き戻したり、ポーズすることもできます。
これで1400円はハッキリ言ってありえません…。
オンラインのプログラミングスクールなどで学ぶと少なくとも数万円は必要ですからね。
完璧な初心者さんだと頑張れば何とかついていけるかなって印象でした。
すでにプログラミングの知識がある人にとっては問題なく理解できますし、
着実にレベルアップできる最適なツールだと断言できますね。
質が高い理由はしつこいアンケート
講座を進めていくと、主にパートごとに上記のようなアンケートが実行されます。
まさに半強制的にレビューさせるスタイル…苦笑。
アンケートの数が多くて細かいので、ちょっと面倒くさいですが…
おかげで質の高い講座がすぐに分かる仕組みになっています。
講義動画はとにかく質が高いので満足、しっかりユーザー目線になっていますし講師の説明も上手い!
スマホで視聴する方法
スマホで視聴する場合は専用のアプリをインストールします。
アップルストアーで「udemy」と検索し、ヒットしたら【入手】をタップしてスマホへダウンロードします。
※ダウンロードは無料です。
すでにPCでアカウント作成済の場合は【メールでサインイン】を選びます。
メールアドレスとパスワードを入力すればログイン完了です。
マイコースを選ぶと、先ほど購入した講座があるのが分かります。
講座も無事に視聴ができます。
これで外出先でも問題なく視聴できるので、通勤や通学、旅行先などで活用できますね。
【利用前にチェック】Udemyの疑問点
Udemyを利用する前に以下の点も確認して本当に自分に合った商品なのか判断しましょう。
講師は精鋭ぞろい
Udemyは「Udemyに在籍している専属講師」ではなく、一般の人が動画を提供しているのが特徴。顧客と顧客をつなげるCtoCをアピールポイントとしています。
もちろん本人確認された人だけが、講師として動画の提供をできる仕組みなので視聴者側も安心してサービスを利用できます。
期限はいつまで?どれぐらい使えるのか
期限はありません。自分専用のUdemy(ユーデミー)アカウントへログインすれば
いつでも視聴可能です。
返金制度もある
会員登録は完全に無料で月額で発生する費用もありません。サービスの運営維持費だったり余計な手数料は発生しません。
もし購入した動画に対して満足いかなかった場合には「30日間の返金保証制度」もあります。あるいは他のコースへ切り替えることも可能です。
Udemyの解約方法(キャンセル)
Udemyを解約したい場合は3ステップで簡単に済みます。
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【アカウントを閉鎖】をクリックすれば解約完了です。
3つの手順が終わるまでに30秒もかかりません。
質問はできるのか
質問がある場合は登録した専用ページから講師にメッセージを送れる仕組みになっています。
ただ、送信しても返答までに時間がかかるので自分で調べてみる姿勢も大事です。
まとめ
Udemyを最大限に活用できる人は限られます。
すでに大学などでプログラミング言語を学んだ経験がある人、プログラマーやエンジニアとして働いている人にとってはUdemyは便利な学習ツールになるのは間違いありません。
プログラミングやITに関する知識がほとんどない人、自分で動画を視聴するスケジュールを組む自信がない人はプログラミングスクールでサポートを受けながら確実にカリキュラムを進めていく方が効率的に学べます。