こんにちは。私は20代で飲食店を経験し、30歳でIT企業に転職しました。（正確に言えば、あと2ヶ月で31才でした）
私の自己紹介になりますが、前職は24時間の飲食店勤務でした。休みも月4回や10連勤もよくあり、昇格したとしてもこの生活が変わるのは40代になってからという事実に不安を覚え、転職を決意しました。
現在は、最初に書いた通りIT企業で勤務しており、WEBアプリケーションの開発に携わっています。まだまだ学習不足を感じますが、休みもしっかりあり勤務時間も安定し、充実した日々を過ごしています。
今回はプログラミングスクールを考えている人が参考になるよう下記の項目でお話します。
目次
なぜ私がプログラミングスクールを通おうと思ったか
理由は、技術をつけて年齢の壁を壊したかったからです。私がプログラマーを目指した時、年齢は30歳でした。これは転職活動でエントリーすら出来ないこともあります。
年齢不問や35歳までエントリー可能なところもありますが、労働環境が整っておらず、プログラマー志望で入社したのにIT事務をやらされることも珍しくありません。
しかし、年齢が引っかかってもプログラミングが出来ればエントリーも出来、プログラマーになれる会社は多くありました。
私は、自身の道を大きく開くためにもスクールに通い、確実にプログラマーになろうと決意しました。
私が侍エンジニアを選んだ理由
いつでも質問が可能で、自身に合った学習が出来たからです。
スクールから参考書や資料を渡されて学習する方法では、その学習が合わなかった場合どうするか、またハードな生活をしているのにスクールで学習できるか不安でした。
その点、侍エンジニアは自身に合った学習が出来、講師次第では24時間質問が出来ました。夜中に質問をして遅くても、翌日には返信が来るという流れで学習が出来ました。働きながらの私には丁度良かったです。
わからない部分があれば、一度、その学習から離れて復習をし、別の参考書や資料でその箇所を学習することで完全に自身がつきました。
スクールからこれをやってと資料などを渡されるスタイルでは出来なかったのではと思います。
実際、スクールを5つ確認しましたが、侍エンジニアが私には合っていると思いました。
侍エンジニアの詳細
料金について
料金は正直高いです。私はRubyという言語を6ヶ月コースで学習して、69万8千円でした。
さらにPCを持っていない場合、かつPCが古すぎる場合購入しないといけないため、PCを買うのであれば（買うPCにもよりますが）100万円近くになります。
システムについて
システムについてですが、質問はし放題です。また、週1回のスカイプで話しながら学習する形です。講師によって質問するツールは違うみたいですが、私はSlackを使っていました。
全体的には良い環境ですが、注意することがあります。週1回のスカイプで聞くことや、学習したいことがないとスカイプをやる必要がなくなってしまうことです。
予定では、1時間程のスカイプですが30分で終了することもあります。毎日質問できるので、たまにスカイプで聞くことが無くなってしまうことがありました。
その時は、プログラマーになるための必要な話や、プログラマーなってから困ることなど聞くことで、就職活動のイメージや将来どのように働いていくかを考えていきました。
スクールで行ったこと、また感じたこと
市販の参考書、オンラインのプログラミング参考書を使い学習しました。
スクール独自の参考書が無い点については、賛否両論あります。しかし、私は独自の参考書が無いことで、市販の数あるレベル別の参考書で、「ここまで分かっている」という基準にもなりました。
さらに、不安な箇所があれば違う学習に変えられたため、特に学習教材で不安なことはありませんでした。
学習した量
6ヶ月で扱った参考書は全部で4冊です。最後の1ヶ月は転職活動を行ったので、5ヶ月で参考書をこなしていきました。3冊は基礎本、残りの1冊は応用本でした。
正直、この勉強でプログラマーになれるのか不安はありました。30歳の未経験でどこまで理解していれば企業は採用してくれるか、また最低限、何を理解していれば良いかがイメージ出来なかったからです。
しかし、その不安にも講師は対応してくれました。これが出来れば大丈夫というより、考え方から答えを導き出す力がついていた方が、採用はされやすいということでした。
その一つのアピールで、自身がアプリケーションを作り、企業に見せるという方法があります。これを聞いた時は、不安も少なくなっていきました。
スクールに通ってよかったことや悪かったこと
良かったこと
質問がいつでも制限なく出来るということでした。実際、勉強している質問だけでなく、それに関連するプログラミングの質問なども出来ました。特に、プログラミングで大きなバグが出て、講師もすぐに答えられない時でも翌日までに必ず答えを出してくれました。
他のスクールでは、体験学習の時点で「多分、大丈夫」という曖昧な回答もありました。しかし、侍エンジニアではそのような事はなく、最後まで対応してくれました。
悪かったこと
質問することが無くなってしまった時や、自分で学習ができる場合は講師が不要になってしまうことです。
私は、ある分野で講師に聞かなくてもわかる部分がありました。その時、スカイプなどは強制では無いため、やらない時がありました。
しかし、高い費用を払っているためスカイプや質問は何としても内容を考えて、質問した方が良いです。私の講師はこのような時も「困っている事はありませんか？」と常に気を使ってくれていました。
スクールの就職制度、自身の就活体験
就職制度は希望すれば、講師と別で対応してくれる人がいます。侍エンジニアは提携している企業などあるため、自身のスキルと合わせてキャリア面接をし、就職援助をしてくれます。
6ヶ月真面目に学習すれば、ある程度の力はついているため、知識がなさすぎて就職できないという事は無いと思います。
しかし、私はこの制度を利用しませんでした。理由は、講師にも就職相談ができたので、キャリア面接に時間を使うより、講師との学習に時間を使いたかったからです。ただ、講師はキャリア面接のプロでは無いので、レベルの高い相談をしたい場合は、この制度を利用した方が良いです。
私自身、侍エンジニアの就職制度を利用していないため、こうだったと断言はできませんが、自身の転職活動においては満足することができました。
私の転職活動においては、6ヶ月でつけた力により年齢制限の壁が圧倒的に低くなりました。特に、29歳までという企業でも31歳に近い私が受け、採用を頂くこともできました。結果は、4社受けて3社内定を頂くことが出来ました。
気をつけたことは「入社後に就く業務」「給料面」の2つでした。業務については「ITの現場経験が乏しいためプログラマー以外に回されることがないか」を面接時や応募段階で確認しました。「出来る事からお仕事をお任せしますと」いう企業では、IT事務やプログラマーで無い仕事になることがありました。
また給料面では、18万円という会社から25万円の会社がありました。未経験だからと言い、給料が低くてもプログラマーになれるなら、と自身を低評価しないことで、私は満足のいく給料で採用を頂くことができたと思います。
私以外の転職活動の人ですが、侍エンジニアの講義がマンツーマンのため、直接聞くことが出来ませんでした。しかし、たまたまITの勉強会（侍エンジニアの勉強会では無い）で知り合った人が侍エンジニアの人で情報交換することが出来ました。
その方は、もう少し勉強をしたい理由で侍エンジニア卒業後に2ヶ月してから転職活動を行い、採用を頂いていました。スクールを卒業して2ヶ月は経ちましたが、スクールで学んだことが大きかったと話していました。
卒業後の仕事について
卒業後は、希望通りにプログラマーになることが出来ました。
侍エンジニアではRubyを学びましたが、現在はその他の言語にも挑戦できる環境があるため、アプリケーション開発の傍ら、他言語取得にも力を入れています。
学習する時間は常に必要ですが、飲食店で働いている時と違い、とても充実した生活を送っています。勉強の時間は増えましたが、自分の時間も増えたため苦痛はありません。
プログラミングスクールを考えている人へ
結論から言えば、通った方が良いです。安いスクールから高いスクールまでありますが、自分に合うスクールを探してください。
安いから、家からスクールが近いからと言う理由ではなく、しっかりした理由で選んだ方が良いです。
私は金銭的余裕はありませんでしたが、侍エンジニアが合っていると思い、高い費用を分割払いで決めました。お金はプログラマーになった後で稼ぐことが出来ますが、プログラマーになる前の時間は取り返せません。
スクール選びは金銭面で決めることも多いと思いますが、まずは金銭関係なく選んで考えることをお勧めします。余計な考えが無くなり、自身の学習したいことが見えてきます。
また、30歳前後の人なら尚更プログラミングスクールに通うことをお勧めします。プログラミング学習は分からないことだらけで、一人で調べて学ぶ方法では、直ぐに時間が経ってしまいます。
30代未経験からプログラミングスクール経由で転職してエンジニアになる方法
プログラマーになるまでは大変ですが、なってからはとても充実した世界を見ることが出来ます。ぜひ、勇気を持って踏み出してください。
